伝統芸能鑑賞会を開催しました
本日は箏・三味線・尺八・日本舞踊の先生をお招きし、中高全校生徒を対象とした伝統芸能鑑賞会を開催しました。
グローバル化が進む今だからこそ、「我々とは何者なのか」という問いに向き合うことが求められています。その意味で、古来より脈々と受け継がれている古典芸能に触れることは、日本人が古来より持ち合わせている感性の土台について直感的に理解する手段として最適です。
まずは先生方の紹介ののち、楽器の解説や演奏の技法などの説明を交えながら模範演技・演奏をご披露いただきました。いわゆる古典の名作から現代曲(ジッタリンジンのヒット曲「夏祭り」)まで幅広く、中高生に合わせた親しみやすい構成で展開していき、生徒たちも舞台に釘付けになっていきます。
限られた時間の中での開催となったため、人数は限定的ではありましたが、演目披露の後には先生方の直接指導による伝統芸能体験会を実施していただきました。当たり前ではありますが、それぞれ一朝一夕でできるものではありませんので、皆ぎこちない動きをしながら「プロ」の凄さを身をもって知ることになります。
それでも、実際に使われている楽器や道具を触ってみる、音を出してみる、もしくは簡単な振りを踊ってみるという体験は自らを伝統の中に置く貴重な経験であることは疑いの余地がありません。
吉祥寺の街から日本を知り、世界を知る。時代に対応しながらも伝統を疎かにせず、足元を見つめる。その環境が生徒たちを感性を磨いていきます。引き続き本校では目に見えない、数字で測れない力を大切に育ててまいります。