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空間把握にチャレンジ!3Dデザイン体験

スクールライフ

本日はデジタル・クリエイティブ授業の第1回目です。

学びラボから、たよしさん(https://x.com/tayossy)と梅ちゃんの3Dデザイン体験を受講します。

「3Dデザイン」とは、PCとツールを使って立体的なオブジェクトをデザインすることです。
ゲームや映画のキャラクター・建築物・雑貨など、身の回りの様々なものが3Dデザインで作られています。

講師のたよしさんは某有名家具メーカーで雑貨をデザインされたり、オンラインゲーム『フォートナイト』のキャラクターデザインや、WebサービスにおけるUI設計まで手掛けるプロデザイナーです。
・プロダクトデザイナー歴11年
・Webデザイナー歴3年
・3DCG&3Dプリンター経験3年
最近ではフォートナイトのクリエイティブツール(UEFN)を使用したゲーム制作にチャレンジしているとのこと。

生徒が好きなキャラクターをデザインされていることも分かり「え〜っ!」「やばいじゃん!」と歓声が上がります。
ロールモデルを知ることもプログラムの目的なので、憧れのキャリアを持つような方から授業を受けられる体験になり、嬉しい限りです。

 

【Tinkercadにチャレンジ】

今回の授業では「Tinkercad」というオンラインツールを利用します。
ログインすると他のユーザーが作成したデザインが目の前に。

言われずともみんなマウスに手を伸ばし、早速デザインを変えたりオブジェクトを追加します。

慣れてきたところで、メインである「シンデレラフィットチャレンジ」へ。

シンデレラフィットとは、シンデレラのガラスの靴のように収納スペースにモノがピッタリ収まった状態のことです。
吉田さんが設定しておいた枠にピッタリの3Dオブジェクトを作って当てはめられるか?
デジタル・クリエイティブ授業での初挑戦が始まりました。

大きさを変えるだけでなく、視点を変えたり工夫しながらシンデレラフィットを目指します。

素晴らしい点が「初めての取り組みでも恐れず取り組む姿勢」です。
「分からない」といって手を伸ばさない生徒は一人もいませんでした。
楽しさと真剣さの入り混じった表情で、積極的に3Dデザインにチャレンジしています。

「できない…」ではなく、デジタル技術で壁を乗り越え「もっとやってみたい」「挑戦したい」へ。
このプログラムで一番のコンセプトでした。
しっかり体現する姿を目にすると、今後の講座もとても楽しみです。

【3Dモデリングで身につく力:空間把握能力UPで未来の可能性を広げる】

Tinkercadでは3D空間でオブジェクトを編集するため、自然と「透視投影」の考え方を身につけることができます。
透視投影は、奥行きのある空間を平面上に表現する方法です。絵画や建築など様々な分野で活用されています。

現代の子供たちはスマートフォンやタブレットに触れる機会が多く、デジタルネイティブ世代と呼ばれています。

しかし、デジタル機器を通した情報接触は、平面的なものが中心になりがちです。
そのため、立体的な思考力や空間把握能力が十分に育まれていないという懸念の声も上がっています。

空間把握能力は、日常生活はもちろん、様々な学習場面や将来の仕事においても重要な能力です。
例えば、地図の理解・数学の図形問題・建築物の設計など、空間把握能力が求められる場面は多岐に渡ります。
そういった点でも「遊んで楽しみながら学ぶ」ことを通して、学力向上にもしっかり繋げていきたい分野です。

難しくなってきたところで、梅ちゃんからのアドバイス。
「オブジェクトをフィットさせたいじゃん。」
「真横から見たら揃ってるかな、上から見たら揃ってるかなって、いろんな方向から揃える作業をやっていくと必ず合う。」
「(見る角度が)ずっと斜めだと『揃った気がする』『ズレてる』を繰り返しちゃう」

アドバイスをいただきながら、友達同士で教え合って進んでいきます。

楽しみながら、実は頭はとても回転して思考をめぐらせている。
そんな場面をどんどん生み出していきたいと思います。