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デジタル・クリエイティブ授業がスタート!

スクールライフ

藤村女子中の新しいプログラム「デジタル・クリエイティブ」の授業が始まりました!

「デジタル・クリエイティブ」は、デジタル技術を使って新しいものを創造・表現する活動です。
プログラミング・3Dモデリング・デザイン制作など、様々な分野を含みます。
授業は一般社団法人学びラボ(https://manabilab.or.jp/)と連携して、デジタル技術体験を毎週行います。
デジタル技術を使いこなす楽しさ・達成感・自分の可能性を感じられるきっかけにすることが目的です。

【本日はオリエンテーション】

中学生がマルチメディア室に入るのは、入学して初めてです。
iMacと3Dプリンター(Bambu Lab P1S)があります。

カラフルなiMacを見て「かわいい!」と歓声が。
好きな色のiMacがある席に着いて、オリエンテーション開始です。

一般社団法人学びラボの代表理事である梅原政司さんから、自己紹介やプログラムの説明を受けます。
「3Dモデリングやデザインまで含めた様々な活動を、中学からじっくり体験できるのは日本できっと藤村女子だけ。」
「受け身で消費する『楽しい』ではなく、自らが主体となって表現する『愉しむ』を目指してほしい。」
という熱いメッセージを聞いて、徐々に聞く姿勢も変わってきます。

実際の3Dモデル写真や3Dプリンターで作ったものを見ると、百聞は一見にしかず。
生徒は一気にイメージがついたようで、顔が晴れやかになりました。
梅原さんから「実はこの3Dモデル、始めて1ヶ月の人が作ったんだよ」と聞くと「えっ、うそ?」と驚きの声が。

「ここにいるみんなも、全員絶対できます!」という言葉で自然と前のめりに。
みんな期待に胸を膨らませているようでした。

次回はさっそく、アプリでの3Dモデルを使った授業です。

【激動の時代をよりよく生きる】

VUCAという言葉があります。
現代社会が 
・Volatility(変動性)
・Uncertainty(不確実性)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性) 
に満ちていることを頭文字をとって「VUCA」と名付けたものです。

ChatGPTなど生成AIの発達や少子高齢化など様々な問題で、私たちの生活・仕事・社会は激しく変化しています。
しかし「予測できない変化に振り回される」のではなく、生徒には「未来は創るもの」と考えてほしいのです。
新しい問題に問いを立て、議論し、他者と協働して新たな価値や解決方法を創ることが、これからの時代をよりよく生きるためにきっと必要です。

【誰でも使えるデジタル技術で、自分の可能性を感じてほしい】

私たちはこの「デジタル・クリエイティブ授業」を通して、単に技術を身につけるのではなく、自分自身の可能性に気づくチャンスを掴んでほしいと考えています。
すでに今はあらゆる場面でテクノロジーが必要な時代です。
テクノロジーを知っていたり使いこなせるかどうかで、10年後の将来に大きな差が生まれてしまうかもしれません。
それは同時に「こんな表現が自分にもできる」と、自身の可能性に気付くチャンスにも差が出るものです。

ある調査(https://www.adobe.com/jp/news-room/news/202011/20201125_adobe-research-for-highschool-students-and-creativity.html)で「自分には創造力がない」と思う人の63%は、小学校高学年から中学生の間で自信を失っているという結果が出ています。
誰でも使えるテクノロジーの体験に中学生から取り組むことで、クリエイティブのハードルが下がり、自身の可能性や興味に気付くチャンスが広がるはずです。
「創造力がない…」ではなく、デジタル技術で壁を乗り越えて「もっとやってみたい」「挑戦したい」へ。
そう感じられるような経験を中学1年生から積み重ねてほしいと思っています。

【講師陣のキャリアも参考に】

学びラボさんからは多くの講師にお越しいただき、様々な分野の授業をしていただきます。
授業ではデジタル技術を単に体験するだけではなく、講師がどんなキャリアを歩んできたかを知ることで「どう生きるか」の参考にしてもらいたいという思いもあります。 
教職員以外の方の考え方やキャリアを知る貴重な機会としても、学びラボさんとどんどん連携をしてまいります。
デジタル・クリエイティブ授業は、生徒たちの未来への大きな投資です。
生徒が自分自身の可能性を信じ、未来を創造していく力を育むために。
未来を創造する生徒のために。
生徒の可能性を解き放つプログラムをどんどんスタートしていきます。