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【ふじむら探究】高校1年生ホスピタリティ講座

スクールライフ

本日、探究の授業で「ホスピタリティ」について、外部講師の城万紀子先生をお招きして学びました。

最初は生徒同士のアイスブレイクをするために、誕生月で分かれて手をつなぐなど、相手の温かさ「体温」を知る体験をしました。次に思いやりについてのお話をして、相手の温かさ「心」を知る体験をし、私たちは多くの人を支え多くの人に支えられている。そうした思いやりが「ホスピタリティ」の本質であることを感覚的に理解することができました。

しかし感覚的に理解したことを実践性なくてはなりません。そして、ホスピタリティとは必ず人と人とのかかわりの中で起こるものです。そこで、聞き手として、どのようなふるまいをすべきか。話し手としてどのようなふるまいをするべきか。を実践を通して学びました。聞き手は、目と耳と心を相手に向ける。そしてうなずく。話し手は、相手が言葉を受けとれるかを見極める。相手の目を見る。相手に聞こえる声で話す。など一見当たり前のように見えますが、意識して実践することで、「安心感」が違うことに気が付くことができました。

次に上記の体験を実践すべくグループワークを実践しました。
内容は以下のものになります。
①一人につき、透明カップ1つとハート型のクッション材を5個配布
②同じグループの中で、話したことのない人に「友だちになろう!」という言葉を掛け、名前と コースと趣味や部活動を伝える。
③伝えたら、手持ちの:ハート:を相手のカップに1個入れる。
④自己紹介してくれた人に対して「私も友達になろう!」も OK!その時も上記と同じ順序・ルールで相手に:ハート:を1個入れる
⑤手持ちの:ハート:がなくなるまで続ける
このグループワークを通して、人との付き合いは自身の:ハート:の交換だということを学びました。思いやりの心を持ち、相手に安心感を与えるまたはもらうということです。

近年人と人のつながりが薄れてきているといわれています。またAIの発達により、既存の仕事の半分がなくなるといわれています。しかし、人とのつながりや関りがなくなることはありません。便利な世の中になる反面、人とのつながりが希薄になる。そうした社会では、「ホスピタリティ」がより価値ある人間にしかできないサービスとして求められると考えています。ぜひ生徒の皆さんには「ホスピタリティ」精神を3年間で養い、自身の強みにしてほしいと思います。