日本一、先生に熱量がある
学校にしたい。

執行役員 理事 菊池健太郎
執行役員 理事 菊池健太郎

「偏差値が高いと幸せになれるの?」「何のために学校に行くの?」。わが子にこう問われて即答できる親は、そう多くはないのではないでしょうか。
保護者の方はもうすでに、これまで通りの生き方では幸せになれないことを、肌で感じています。であれば、学校は、学歴や会社名だけではない「人生の新しい物差し」を見つけられるところでなければならない。私たちはそう考えます。

2022年に創立90年の節目を迎えた井之頭学園は、今、第二創業期を迎えています。
世界的にも例を見ない少子高齢化の中で、「学校は成長や売上を追求しなくても存続する」という概念を変えなければなりません。

藤村も変わらなければならない。

私たちが目指しているのは、教員たちがよく使ってくれる言葉でもある「日本一の学校」。
「日本一人気のある学校」というのはもちろん嬉しいことですが、「日本一生徒と向き合っている学校」「日本一先生に熱量がある学校」にしていきたいですね。

先生方の熱量に見守られながら、子どもたちには、内申書や高校受験にとらわれることなく、6年間かけてのびのびと「人生を豊かに生き抜く力」を身に付けてほしい。

今、世の中の「先生」は、熱い想いを持っている方がたくさんおられるにも関わらず、その想いを実現する仕組みがないために心折れてしまったり、「教育業界は変わらない」と考え民間企業に就職してしまったりすることも少なくありません。それは本当にもったいない。

私は、第二創業期にある井之頭学園が、これまで学校業界にはなかった多くのチャレンジを行い、社会を巻き込んで業界のロールモデルとなる事ができれば、それは未来を生きる子どもたちにとっても素晴らしいことだと確信しています。

先生方の働き方改革

学校改革というと教育内容だけに目がいきがちですが、学校が変わるためには先生が変わらなければなりません。プライベートを犠牲にした部活顧問。年功序列で決まる給与と発言力。教育業界では、いまだに当たり前とされていることも、どんどん変えていきます。熱量ある先生方が、「学校を変えることはできない」と諦めてしまわないように、私たちは、これからも、先生方の働き方改革にも取り組んでいきます。

2025学校改革
推進中

  • IT企業並みの
    DX環境

    Slackでの情報共有やGoogle Meetでのオンライン会議、Notionでのタスク管理、MacBook導入など、IT企業並みのDX環境を実現しました。こうした環境のおかげで、本年度からはリモートワークも導入。夏休み等、生徒の長期休暇期間中は、自宅作業も可能になりました。結婚や出産、家族の行事や介護など、先生方にも人生のライフイベントは大切にしてほしいからです。ゆとりができたことで、生徒にも今まで以上に向きあえるようになったと、好評です。

  • パーパス・クレド
    策定​

    先生方も法人スタッフも、同じ志を持って進めるのが私学の良さです。この度、新たに、パーパス・クレドを策定しました。生徒も先生も、そして保護者も、学校は、この学び舎に集まるすべての人が、同じ気持ちを持って豊かに生き抜く力を磨ける場所でありたい。藤村が目指す学校改革です。

  • 先生の私服化

    2024年度より、先生を含む全職員が私服通勤になりました。どんな服装なら「この先生から授業を受けたい」と思ってもらえるか。TPOに合っているか。先生たちの私服化は、私たちが目指す「生徒も先生も自ら考えて行動する学校」への第一歩です。​

  • ミッション
    グレード制導入​

    先生だって、頑張った人とそうでない人の評価が同じでは、頑張れません。藤村では、学校業界では当たり前だった年功序列を廃止し、ミッショングレード制を導入しました。年齢や経験年数に関わらず、結果を出した人が評価され、給料もUPする。若い先生方の活躍が楽しみです。​